「101歳、アウシュビッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方」
エディ・ジェイク著、金原瑞人訳
この本のタイトルとサブタイトルを読んで、
この本から「人間」を読み取ることができると直感し、本を読みました。
読み終わって、いろんな感覚がありますが、感動が最後に残りました。
すごい人生を歩んできたエディさんだからこその言葉がその感動を生みます。
人間はなんとでもなれる
人間の弱さは「恐怖」や「恐れ」から来るのでしょう。
戦時下の極限状態、マインドコントロールによって、
今まで親しくしていた人たちから迫害を受けたエディさんや家族やユダヤ人たち。
それは記述されたものから読み取ることができるが
迫害を受けた人たちの気持ちを理解することは到底出来ない。
想像をするだけで胸が痛みます。
胸が痛むから、本を少し横に置いて、時間が立ってから読み続けたほどでした。
「恐怖」や「恐れ」が「怒り」に変わっていくのでしょう。
そして、「怒り」の矛先をどこかに求め、そのターゲットを攻撃するのです。
コロナ禍やネットの中でもその現象がみれます。
ネット炎上がそれであり、コロナ陽性になった人を「犯人」扱いしてしまうのです。
これが「人間はなんにでもなれる」可能性があるのです。
それに対して、「やさしさ」や「愛」が力強さへと変わり、「生きる力」に変わりますね。
エディさんが何度も本の中で語っていたのは、大親友のクルトさんの存在です。
「ひとりの親友が、わたしの世界のすべて」
アウシュビッツの辛い中でもクルトさんの存在があったから生き延びれたと語っています。
クルトさんに会える僅かな時間がエディさんの支えになっていたのです。
その僅かな希望、嬉しい時間が「生きる力」となったとも語っています。
「教育は身を助ける」
エディさんの父親のおかげで、ドイツ人になりすまして、しっかり教育を受けられ、
精密機械の技術者になったので、極限状態の中でも重要視されたのです。
教育の力によって身を守ったのです。
親が子に残せる最高の贈り物だと感じました!!
「人間の体は最高の機械」
今では考えられない状態に耐え、人間の体はすごい‼️‼️と何度も思いました。
そんな極限でも生きることができる、そんな体を私たちは持っているのだと感じました。
この体をどのように持っているかによって、強くもなれるし、弱くもなれるのでしょう。
現在、きっと“神経質に生きる” ほど自分を弱らせているのだと感じます。
「モラルを失えば、自分を失う」
この言葉が一番心に響きました。
「アウシュヴィッツは過酷な生存競争の世界だが、他人を犠牲にしてはならない。」
「、、、しかし、モラルを取り戻す薬はない。もしモラルを失ったらおしまいだ。」
このエディさんの信念が素晴らしいと思いました。
きっとあの状態の中での本当の「強い人」がエディさんのような信念を持った人だったのではないかと感じます。
『幸運は空から降ってくるものではなく、あなたの手のなかにある。
幸せはあなたのなかから、あなたの愛する人たちからもたらされる。
健康で幸せなら、あなたは百万長者だ。』
このエディさんの言葉は、とても重みがあり、心にスーと入ってきました。
ありがとうございます❣️
これからも「百万長者」になって楽しみたいと思えました😄
「幸せは、人と分かち合うたびに二倍になる。」
このエディさんの言葉を読んで、仏教の本でもそのように書かれていたのを思い出しました。
人生の真実なのでしょうね。
私も幸せを分かちあいたいと強く思いました。
その気持ちを改めて感じましたし、その方向性に向かって活動し続けます。
今日の宣言みたいになりましたね。(現在、LINEとFacebookで毎日の宣言をしているのです)
一緒にピンクの線を超えて、本当の意味の豊かな自分になりましょうね。
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