〜セッションが “堂々巡り” になるときに必要な、視点の切り替え方〜
コーチング初心者、講師を目指している方の中には、
丁寧に話を聴いているのに......
「あれ?また同じ話になってる...」
「気づきが深まっていないかも」
「私の関わり方、間違ってるのかな...?」
そんな “モヤモヤ” を感じたことのある方も多いのではないでしょうか。
でも安心ください。
それは、あなたが「ちゃんと関わりたい」と思っている証拠です。
今日は、その状態から一歩抜け出すヒントをお届けします。

7月初旬のみっちーファーム。全ては変わりゆく。
🌀なぜ“同じ話のループ”が起きてしまうのか?
堂々巡りの原因は、主に以下の3つに分けられます。👇
①お客さま(クライアント)が「語りたいこと」に留まっている
お客さま(クライアント)は無意識に、
“安心できる範囲” で話を繰り返すことがあります。
それは「過去の出来事」だったり、「被害者の視点」だったり...。
コーチがそこに共感し続けると、
本人も「語って満足」で終わってしまうことがあります。
②コーチ側の “問い” が変化を促していない
問いかけが、
✔️現状の確認ばかり
✔️過去の気持ちを探るばかり
✔️「それでどうだったの?」という反応ばかり
このように「現状維持の会話」が続くと、
気づきや未来への思考が生まれづらくなります。
③“本当に見たいもの” から無意識に避けている
ときに、「変化すること」が怖くて、
お客さま(クライアント)も、そしてコーチ自身も、
無意識に「同じ場所にとどまるセッション」を選んでしまうことがあります。
✔️本音に踏み込むのが怖い
✔️相手を不快にさせたくない
✔️今のままの方が、お互いに “安全”
でも、それでは “前進” が起きません。

🔁 堂々巡りから抜け出す3つの視点切り替えワザ
1|問いを「事実」から「意味」へ
✖️:「それはいつ起きたんですか?」
✖️:「そのとき、どう感じたんですか?」
ではなく、
🔴:「その出来事が、あなたにとってどんな意味を持っていますか?」
🔴:「今それを話したくなったのは、どうしてですか?」
▶︎問いが「内側」に向いた瞬間、お客さまの視点が切り替わります。
起こった現象より、お客さま本人に焦点を合わせることが大切です。
2|「感情」に寄り添いすぎない。そっと “外す” 力
コーチとして丁寧に聴き、共感するのは大切です。
でも、ずっと「そのとき、悲しかったね...」と繰り返していると、
感情の “安全地帯” から出られなくなることもあります。
「では、そこから、どんなことを選んできたんでしょうか?」
「その感情を超えて、今、何を見ていますか?」
▶︎“共感” から “選択” へ。 視点が変わる問いを置く。
お客さまと信頼関係(ラポール)ができていることで、“安全地帯” を抜けることができます。
3|セッションの “目的” を明確にしておく
「今日は、何を持ち帰りたいですか?」
「この時間をどう使いたいですか?」
これを、セッション冒頭で必ず聴くだけで、
堂々巡りになりにくくなります。
なぜなら、お客さま(クライアント)自身が “この時間をどう進めたいか” を自覚できるから。
▶︎“目的” があるから お客さまの“意識” がそこに向く。
コーチは “目的” という羅針盤で軌道を外しにくくなる。
セッションの“目的地”を共有できるかが鍵
話の繰り返しが起きているとき、
コーチとして必要なのは「違う話をさせること」ではないです。
同じ話の中から、本人が “違う意味” に気付けるように寄り添うこと。
これが、堂々巡りを突破するコーチの力です。
🌱セッションは、「変化の種」を見つける時間。
安心だけでなく、“少しの挑戦” を許せたときに、前に進む。
「堂々巡り」は、気づきの待ちの合図。
質問の角度を変えれば、景色が変わる。
あなただけのための、Zoomセッションでは、
あなたの「可能性のスイッチ」が入ります。
- あなたの中にある“届けたい価値”が明確になります
- 誰に・どんな変化を届けられるかが言語化できます
- “学びジプシー”状態から抜け出すきっかけが得られます
- 「何を教える講師になるか」が自然と浮かび上がります
- 和文化や自分の感性を“講師力”として活かす視点が手に入ります
実際にこのセッションをきっかけに
「自信ゼロの専業主婦」だった方が、
今では独自の教室の講師として二拠点生活をスタート。
特別な才能があったわけではありません。
ただ、自分の中にあった価値と向き合い、
ほんの少しのスイッチが入っただけ。
コメントをお書きください