🧭「え?反応・・・薄っ!!」
セッション中に、こんな経験ありませんか?
「うーん、わかりません」
「.......」
「あ、はい・・・」
「(明らかに)ピンときてない」
問いを投げても、返ってこない手応え。
お客さま(クライアント)が “固まって” しまう感覚。
一生懸命考えた問いだったのに、なぜ届かない・・・。
そんな時、あなたはきっと自分を責めたはずです。
「私のコーチング、ダメだったかな」って。
でも、それは、あなたの問いの “質” ではなく“順番” かも知りません。

あちぃー東京 から 八ヶ岳へ
【前提】反応が薄い=悪いセッションじゃない
まず最初にお伝えしたいのは、
「反応が薄い」=「失敗のセッション」ではないということ。
なぜなら・・・
🔷反応が薄いのは「受け取っている最中」のこともある
🔷表情に出なくても、内面では大きく動いている
🔷沈黙は、気づきの “仕込み時間” だったりする
コーチや講師として、あなたのように、丁寧に心を扱おうとする人ほど、
“反応” に敏感になります。
でも、大丈夫。
焦らなくとも、問いを “届ける” 方法はあります。
【1】問いは“深さ”より“順番”
問いが届かないとき、よくあるのがこれです:
いきなり “深い問い” から入ってしまっていること。
これは、コーチとしての「もっと深く関わりたい」「もっと気づきを起こさせたい」という
想いがあるからこそです。
でも、お客さま(クライアント)の準備が整っていなければ、
その問いはただの “プレッシャー” や “混乱” になります。
🧪実例:浅い問い → 深い問いへ
🔶テーマ: 子供の受験が不安
❌いきなり:「それって、あなたの人生にどんな影響を与えてますか?」
→お客さま:「え......そんな大げさな......」
✔️流れを意識してみると・・・
- 「今、一番不安に思っているのはどのあたりですか?」
- 「その不安が大きくなると、どんな行動を取りたくなりますか?」
- 「それは、あなたにとってどんな意味を持っていそうですか?」
▶️少しずつ “外→内” に向かっているのがポイント。
🔶テーマ: やりたいことが分からない
❌いきなり:「本当は何を望んでいると思いますか?」
→お客さま:「うーん......全然わからない......」
✔️こんなふうに展開すると・・・
- 「最近、時間を忘れて夢中になった瞬間ってありましたか?」
- 「そこに、どんな共通点があると思いますか?」
- 「もしかしたら、それがあなたの ”本当の望み” に近づく鍵かもしれませんね」
▶️気づきを “誘う問い” は、深さよりも “思考の順番” です。

鮮やかな🟢と🩵
【2】問いの“届け方”が浅いと、深い問いも届かない
同じ問いでも、伝え方次第で届き方は180度変わります。
✅話し方は優しい?
✅声のトーンは穏やか?
✅お客さまが安心して答えられる “間” がある?
問いは「正解」を導くものではなく、
お客さまが「今の自分」を感じられるようにするものです。
だからこそ、空気を整える “在り方” が何よりも問われます。
お客さまと “瞬時の信頼関係(ラポール)” が築けるかどうかが問われます。
【3】沈黙=失敗ではない。“整う時間”として使おう
あなたのように、丁寧にセッションをしたい人ほど、
お客さま(クライアント)の「沈黙」に焦りますね。
「返事がこない=問いがダメだったのかも......」
「間が空いてる......!フォローしなきゃ!」
でも、沈黙こそ、お客さまが “自分に触れている瞬間” 。
あなたが黙って見守れる時間こそ、
その人の人生を変える “きっかけ” になるかもしれません。
まとめ:反応が薄いときに見直す3つのこと
📌①問いの “順番” を意識する
☝️浅い問いで安心と整理→徐々に深い問いへ
📌②届ける “空気” を整える
☝️声のトーン・表情・場の安全性をつくる
📌③沈黙に耐えられる “在り方” を育てる
☝️整えることで、問いが静かに届いていく
「問いが届いてない・・・」と感じたとき、
自分を責めないでください。
その感性があるからこそ、
あなたは “届く問い” を投げられるコーチになれる。
焦らず、信じて、届けていきましょう。
あなたの問いが、きっと誰かの人生の扉を開くから。
深い問いは、順番と空気で届く。
あなただけのための特別な時間。
コーチだからこそ、自分地図を広げることを常にする必要があります。
自分のセッションの見直しも、コーチとしての在り方を整える。
ビバサンバセッションはそのためにあります。
先に進むエネルギーを蓄えましょう。
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