~“問い” の力で相手の内側を動かす5つの工夫〜
「お客さま(クライアント)はたくさん話してくれた。
わたしは、うんうんと聴いていただけ。でも......」
✔️問いかけは、ほとんどできなかった
✔️気づきや変化のきっかけになったか不明
✔️ただ聞いただけで、終わってしまった感覚・・・
そして、自分のコーチングに自信が持てなくなってしまう💧
実はこれ、学び始めのコーチが一度は通る道です。
でも大丈夫。ここに“成長のヒント” が詰まっているんです!

なごみの風景①(@八ヶ岳小淵沢サロンにて)
「うなずきセッション」になってしまうのはなぜ?
セッションで “うなずく” こと自体は、
相手に安心感を与えるとても大切な行動です。
けれど、それだけでは、「気づき」や「前進」に繋がりにくいです。
そこで、まず理解したいのが「うなずきセッション」にありがちな3つのパターン👇。
❶【問いが浮かばない】
→話の内容を追いすぎて(内容に入り込み過ぎて)「問い」を失う
✔️お客さま(クライアント)の話に集中しすぎて、自分の思考が止まってしまう
✔️「何を訊けば正解か」に頭がいってしまい、問いが出せない
💡対処法
「何を話しているか」ではなく、「なぜ今の話をしているのか?」に注目する。
視点を “言葉の裏側” “話しの背景” に向けると、
自然と問いが生まれやすくなります。
❷【聞き役に徹しすぎる】
→相手が話し続けて終わってしまう
✔️話を止めてはいけないと感じてしまう
✔️会話を中断するのが失礼だと思ってしまう
💡対処法
「今のお話を通して、何か気づいたことはありますか?」と、
“返す問い” ”まとめる問い” を挟むことで、相手に内省のチャンスを渡せます。
❸【問いを挟むのが怖い】
→いい人でいようとしてしまう
✔️お客さま(クライアント)に不快な思いをさせたくない
✔️ちゃんと信頼されているか不安で、遠慮してしまう
💡対処法
「問いは、相手を信じる力」です。
相手を信じていれば、問いは届きます。
丁寧な言葉とタイミングがあれば、きっと受け取ってくれます。

なごみの風景②牧草ロール(@八ヶ岳小淵沢サロンにて)
うなずきから“気づき”へ。セッションを動かす5つの工夫
⭐️① 【問いを挟む “間” を自分からつくる】⭐️
セッションの空気に流されてしまうと、いつまでも問いを挟めません。
勇気を出して、こんな風に “区切り” をつけてみましょう。
✔️「ここで一つ、問いを置いてもいいですか?」
✔️「少し、立ち止まって感じてみましょうか?」
あなたが “空気を変える主導権” を持っていいときがあります。
⭐️② 【感情や視点を返してみる】⭐️
うなずきに一言加えるだけで、相手の意識は深く内側へ向かいます。
✔️「その言葉に、何か大切な氣持ちがありそうですね」
✔️「その出来事、あなたにとってどんな意味がありますか?」
相手の言葉を「受け取って返す」。これが問いの本質になります。
⭐️③【問いを用意しておく】⭐️
いざという時、言葉が出ないのは当然です。
だからこそ、自分なりの “問いの型” を持っておくと安心。
例えば、
- 「その選択をした背景には、どんな想いがありましたか?」
- 「それを振り返ってみて、今どんな感情がありますか?」
あなたが、コーチから受けて気づきに繋がった問いを書き留めておくのも良いです。
⭐️④【問いが出ない時は “問いをシェアする” 】⭐️
完璧な問いじゃなくて良い。
迷っている氣持ちも言葉にするのが良いです。
✔️「今、少し言葉を探しています」
✔️「聴いていて感じたことを一緒に見てみてもいいですか?」
誠実な姿勢こそ、お客さまは受け取ってくれます。
⭐️⑤【セッション後に “問いの振り返り” をする】⭐️
終わった後、「なぜ問いを出せなかったのか?」を記録しておくと、次回に生きてきます。
✔️タイミングがなかった?
✔️怖さがあった?
✔️お客さまの様子を気にしすぎた?
振り返ることで、自分の「セッションのクセ」が見えてきます。
そして、振り返りには、次なるシュミレーションをするのが大切です。
例えば、その場面では、「問い」を入れようとか、認める言葉を入れようとか、「まとめの問い」を入れようとか。
それが “早い成長” につながります。

なごみの風景③ じゃがいも畑(@八ヶ岳小淵沢サロン)
「うなずき」はスタート地点
あなたが “うなずける” というのは、すでに相手の話を誠実に受け止めている証です。
でも、そこから一歩前進することが大切。
問いを届ける勇気が加わると、セッションは “気づきの場” へと変わります。
お客さまへの貢献となる、“価値” あるセッションになってきます。
「うなずき」はやさしさの表現。
その優しさを、“問い” に変えよう♡
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