一時期は足し算の時代や掛け算の時代でした。

多くの機能を備え付けたり、多くの用途にそれぞれが適応できるようにものを増やしたり、

新しい味を生み出すためにいろんな香辛料を使ったり、など

オンリーワンやナンバーワンになるための工夫がいっぱいされてきました。

しかし、もうものは溢れてきていて、機能も複雑になるが全てを

使いこなせなくなってきています。

そこから、引き算の時代となってきています。

携帯もとても簡素化したものがシニア層に売れていたり、

メルカリなどリサイクルする動きはより盛んになっています。

東京などの地域では感染予防策として夜遅くの営業自粛を呼びかけています。

街での２４時間営業の動きがどんどん縮小してきています。

「収益を上げる」ための引き算

ある校長先生から教えてもらいました話です。以下は先生からの「お便り」に書かれていました。

↓↓↓↓↓

日曜日の朝に放映されている、「収益を上げるための企業の秘策」を紹介する番組です。その内容は・・・

駐車場から「ゲート機」と「ロック板」をひき算！

新商品といえばついつい、新機能や新サービスをどんどん「たし算」しがち。しかし、本当に画期的な発明は、むしろ「ひき算」にあり！その会社がひき算したのは、駐車場の「ゲート機」と「ロック板」。確かに、ゲート機がないから車がスイスイ入っていき、ロック板もないから、駐車もラクラク。では、料金のお支払いは、どうするのか？実は、入り口と出口にカメラがあって、これで車両とナンバープレートを読む。そして、駐車場を出るときは、お客さんが「自分の車のナンバー４桁」を精算機に入力して、利用時間分の料金を支払うというシステム！でも、駐車場にゲート機とロック板がなかったら、お金を払わずに好き勝手に出入りする人がいるような気がするが、大丈夫なのかが心配！でも、９９％以上の方は、ゲート機もロック板もなくても、お金を払っていただける。一部の不届き者のために、一般の方が損をしているという、今までの駐車場の概念を拭い去る。もし、料金を支払わなかった場合は、ナンバーのデータを記憶して、次回の利用時に警告が出るという仕組み。ごく一部の悪質な利用者対策をするより、高額なゲート機とロック板を引き算することのプラス効果（入庫しやすい！駐車しやすい！駐車券を介する手間が省けて出庫しやすい！）の方が大きいという発想。

日本の中でのこの仕組み！！

素晴らしいと思いました。９９％以上の方がきちんと駐車料金を払うのです！！❤️

外国人が日本に来て、ドラッグストアの店先前に商品を置いているのを見て驚かれるとの話を思い出します。

外国ではあり得ない光景なのです。

でも、その外国人も日本の見えない精神によって、とって逃げようとは思わないのでしょう。

それは、その環境が人を変えるからなのです！！

規制から規制によって、たし算していく仕組みを多く見ています。

それは相手のためのものというより、規制を加える側のためなのです。

この駐車場の例ですと、“大事な人（お客さん）”のためを思ってのひき算なのです。

それにより、コスト削減にもなり、よりシンプルになるのです。

資源を多く使わないことにもつながるので、環境にも良いことにつながります。

まさに「大事な人をより大事にする」傾愛力なのです。